京大に 2回受かって 今無職

京大に文系・理系で1回ずつ、計2回合格するという珍経歴を経て一般企業に就職するも「会社員めんどい!」と4年でやめてしまったちょっとアレな人のブログ。受験・甘いもの・ガジェット・雑感etc

カメラ初心者が買うべき単焦点レンズは35mm・50mm・90mm?焦点距離ごとに実体験レビュー!


どうも、無職のカメラ好きペースケです。

僕はカメラ初心者が最初に買うレンズはキットレンズよりも単焦点レンズ!と主張しています。

今回は単焦点レンズがオススメなのはわかったけど、じゃあどの単焦点レンズを買えばいいの?」という方向けに、焦点距離別に単焦点レンズの解説をしていきたいと思います。

35mm判換算35mm(広角)、50mm(標準)、90mm(中望遠)という選択肢

今回は35mm判換算35mm(広角)、50mm(標準)、90mm(中望遠)の3つの焦点距離について解説していきます。

というのも、僕が使っているOLYMPUS OM-D E-M10向け(および宮崎あおいで有名なPENシリーズ向け)に用意されている入門モデルの単焦点レンズのラインナップがこのほぼ3つの焦点距離となっているんです。

僕が使っているのはこの内2番目と3番目、50mm相当と90mm相当のレンズです。

また、マイクロフォーサーズではなくAPS-C機などの場合も、だいたいこの辺りの焦点距離が最初の単焦点レンズの候補になってくると思います。

最初の一本なら35mm or 50mm、2本目以降の90mm

カメラを始めるための最初のレンズとしてキットレンズではなく単焦点レンズを選ぶ方あれば対応シーンの多い35mmか50mmが選択肢になるでしょう。

キットレンズや他の単焦点レンズを経験し、2本目以降のレンズとしての単焦点を検討している方は、35・50・90mmの全てが選択肢に入ってくると思います。

焦点距離についてはとりあえず以下の2点を押さえておきましょう。

  • 焦点距離が小さいほど広角寄り、大きいほど望遠寄りの画角になる
  • 焦点距離が大きいほど背景ボケを作りやすい

なお「焦点距離」「35mm判換算」と言った言葉をもう少し知りたい!という方はこちらの記事をチェックしてみてください。

「誰にでもオススメの単焦点レンズ」など存在しない!

当然ですが単焦点レンズはこの焦点距離が一番です!」なんて答えは存在しません。

あなたが

  • 何を撮りたいか
  • どんなシチュエーションで撮りたいか
  • そもそもスマホではなく一眼カメラを持つ目的は何か

などによってその答えは変わっていきます。

この記事ではレンズごとの特長やオススメの使用用途をご紹介するので、それらを参考にぜひ自分にあった単焦点レンズを考えてみてくださいね。

焦点距離ごとの特長を押さえる

とりあえず焦点距離ごとのレンズの特長をさらっと押さえておきましょう。

広角寄りの万能選手 35mm

35mmは広角寄りのレンズに分類されますが、ある意味標準レンズ的な側面もあります。というより万能レンズですかね。
万能と言われるくらい対応できるシーンが多く、「撮りやすい」のが35mmなんですよ。

実は35mmの単焦点レンズの画角は、非常にスマホカメラに近いんです。
スマホカメラの焦点距離は28〜35mm程度なので、スマホの中ではちょっとだけ狭めかな?くらいの画角ですね。

スマホに近い画角=慣れ親しんだ画角なので、人物撮影から風景写真まで難しく考えなくても構図が決まり、手軽にシャッターを押せるというのは大きな強みです。

もちろんF値が小さく明るいレンズ、画質がいい、などの単焦点レンズの特徴はしっかり持っているので、35mmの単焦点レンズはスマホと変わらない感覚でいつもよりワングレード、ツーグレード上の写真が撮ることができる便利なレンズです。

THE・標準レンズ 50mm

「標準レンズ」とも呼ばれる50mmはカメラの基本とも言えるレンズであり、初めての単焦点レンズとしてオススメされることも多い一本です。
僕が初めて購入した単焦点レンズも50mmのレンズでした。

広角すぎず望遠すぎずの画角なので、スナップからポートレートまで対応できるのがメリット。
僕自身も普段は50mmのレンズ1本でスナップ、ポートレート、食事やスイーツなどのテーブルフォトまで撮影しています。

また50mmは写真の楽しみを知るには最適なレンズであるとも思っています。理由は後ほど。

ポートレートなら任せろ!90mm

お次は90mmですが「中望遠」に分類され、ポートレート(人物撮影)に適したレンズと言われています。

50mmに比べてかなり望遠寄りになるので、日常の撮影を全て90mm一本で済ますのは無理があります。が、その分特定のシーン(ポートレートや動物撮影)で実力を発揮する特化型のレンズと言えるでしょう。


35mmや50mmはそれ一本で多くの撮影シーンに対応できるため、最初の一本としてオススメですが、逆に90mmはある程度写真をとって撮りたいものが決まってきた時に検討したいレンズと言えます。

あなたにとって最適な単焦点レンズは?

ここまではレンズごとの特長をざっくりと解説しました。
以下では各レンズの特長を踏まえて、「どんな人にどの単焦点レンズがオススメか?」解説していきます。

35mmはこんな人にオススメ

  • 手軽にキレイな写真を残せる万能レンズが欲しい
  • 旅先の記録など風景写真をメインに撮りたい
  • 多人数のイベントで集合写真を撮りたい
広角寄りで使い勝手万能な画角

35mm最大の特徴はスマホライクな画角による万能さ、使い勝手の良さ。

一眼カメラを買う理由って人それぞれで、その中には「難しいこと考えるのは嫌だけど、スマホよりキレイな写真撮りたい!」という人がいても全然いいと思います。

手軽にキレイな写真を求める方にとってはスマホと画角が近く、明るくてボケもそこそこ作れる35mmの単焦点レンズはまさにベストバイと言えるでしょう。

風景を閉じ込められる35mm

旅行好きで、旅先で見た風景をでの目で見たまま残したい!という人にも35mmはオススメです。

35mmの画角は「人間がボンヤリと前方を見ている時の視野角」に近いと言われており、目の前に広がる壮大な風景をそのまま保存するのに向いています。

50mmでも風景は撮れますが、風景全体を残したい!という時は50mmだと自分が思うよりも狭い範囲しか写らずモヤモヤしてしまうことが多いかもしれません。

35mmは集合写真に一日の長あり

35mmは広角ゆえに一般的にはポートレートには向きません。ただし人物撮影のうち、集合写真には強いです。

50mmだと画角が狭めなので、集合写真の人数が増えるほどどんどん後ろに下がっていく必要があり、結果撮影に時間がかかってしまうこともしばしば
35mmであれば集合写真撮ろう!となった時に手早くキレイな集合写真で思い出を残しやすいです。

万能すぎて平凡な写真になるという弱点も

35mmは広い画角で気軽に撮れる分、色々なものが写ってしまい何が撮りたいのかわからない、印象の薄い平凡な写真になりやすい、という声も多いようです。

多くの人が使うスマホや、かつての写ルンですなどインスタントカメラに近い画角ということも、平凡な印象の写真になってしまう理由でしょう。

50mmはこんな人にオススメ

  • 「自ら動いて構図を決める」というカメラの楽しさを味わってみたい
  • ボケを生かしたポートレートも日常のスナップも一本で撮り切りたい
  • あまりお金をかけずに単焦点レンズデビューしたい
50mmは狭い?いやいやそこが楽しいんです

カメラ初心者が「50mmは標準レンズだよ」と聞いてから実際に50mmのレンズを覗くと「思ったより狭いな」と感じるはず。

でもこれって実は(いつも見ているスマホカメラの画角より)狭いな」ということなんです。

確かに慣れているスマホカメラから50mmの単焦点に移ると、最初のうちは思ったように構図が決まらずもやっとするかもしれません。というかまさに僕がそうでした…

しかし、少し狭めに感じるこの画角でズームもできない単焦点レンズだからこそ、「自分が動いてベストの画角を探す」という楽しみを味わうことができるというのが50mmのいいところ。
これやってみると本当に楽しいんですよ

  • 構図的にもう少し自分が下がった方がいいかな?
  • 立ってると全体が入らないからカメラの位置自体を下げて見たらどうだろう?

など構図を自分なりに考えて、満足のいく写真を撮れた時ってすっごく楽しいです。

あなたの視点で世界を切り取る50mm

さらに言えば「画角が(思ったより)狭い」というのはデメリットばかりではなく、「背景に余計なものが写り込まない」、つまりより被写体に注目した写真が撮れるというメリットであるとも言えます。


広角寄りの35mmは背景に入る要素も多くなるので、旅先でどんな景色が広がっていたかなどの「記録」という点では強みがあります。
が、逆に印象に残ったモノ、人物を自分なりの目線で切り取る=「記憶」を写真に閉じ込めるという点では50mmに軍配が上がります。


ある意味、35mmは「見たものをそのまま閉じ込める」記録志向、50mmは「自分なり視点で世界を切り取る」作品志向と言ってもいいかもしれません。

※もちろん35mmで素晴らしい作品を撮るカメラマンの方もいらっしゃるとは思います。あくまで僕を含めた初心者の目線で、ということですよ。念のため。

美しいボケで印象的な写真を

50mmは35mmに比べて焦点距離が長いので、キレイなボケを出しやすいです。
なのでポートレート撮影をはじめ、ボケの強調された一眼カメラっぽい写真は50mmの方が得意です。

また、風景写真も構図の設定や撮り手自身の立ち位置を考えれば十分撮影可能なので、ボケを生かしつつ日常のあらゆるシーンに対応できるレンズと言えるでしょう。

50mmは35mmより安いレンズが多い!

これ初心者にとっては結構重要なのですが、50mmは35mmよりも比較的安いレンズが多いです

例えばOLYMPUSのM.Zuikoシリーズだと、エントリーモデルの単焦点レンズの実売価格は焦点距離25mm(マイクロフォーサーズなので換算50mm)が約3万円、17mm(換算34mm)が約4万円となっています。

初心者にとって、これからどれくらいカメラにハマるかわからないのに、いきなり高いお金を出すのは厳しいですよね。

比較的リーズナブルに買えて、写真の楽しさを見いだせる50mmは個人的には初心者の方にオススメしたいレンズと言えます。

90mmはこんな人にオススメ

  • ポートレートを撮るための専用レンズが一本欲しい
  • キットレンズの次の一本として
  • ピンポイントな視点で写真を撮りたい

圧倒的なボケ

90mmのレンズの特徴としてボケが非常に綺麗に出ます。
焦点距離が大きくなるほどボケは作りやすい、でしたよね。単焦点レンズだとF値も低いレンズが多いのでさらにボケが際立ちます。

美しいボケはポートレートには必須要素なので、90mmがポートレートに強いと言われる理由の1つです。

被写体の歪みが少ない

90mmのレンズは50mm、35mmのレンズに比べて被写体の歪みが少なくなるのもポートレートに向いている理由です。

細かい理屈は省きますが、写真というものは3次元を2次元に落とし込むわけなので必ず被写体に歪みが出てしまいます。
そしてその歪みは焦点距離が長くなるほど少なくなってきます。

人物を大きく写すポートレートの構図でも歪みが目立たないのが「中望遠」つまり90mm付近の焦点距離からというわけです。

子供や動物の撮影にも90mm

90mmは動物の撮影にも向いています。
理由は望遠=被写体から離れていても大きく撮れるから。

野良猫なんかは近づきすぎると逃げてしまったりカメラを警戒して自然な表情をしてくれなくなったりしますよね。
また人に慣れている動物でも近づきすぎると「構って〜」とさらに近寄ってきて写真撮影どころではなくなってしまう場合も。

90mmであれば少し被写体から距離があっても大きめに写すことができるので、例えば流行りの猫島なんかでの撮影には向いていると言えるでしょう。

同じような理由で子供の写真を撮るのにも90mmは適したレンズと言えます。
実際OLYMPUSのM.ZUIKO 45mm f1.8(換算90mm相当)のキャッチコピーは「ママのためのファミリーポートレートレンズ」だったりします。
もちろん家族以外のポートレートにも大活躍なんですけどね。

撮りたいものが分かってきた!キットレンズの次のステップとして

90mm一本で日常の撮影をまかなうのはほぼ無理なので、必然的に2本目以降のレンズということになってくるでしょう。

特にキットレンズの次の一本として90mmはオススメです。
キットレンズを使っているうちにもっとキレイに人物撮影がしたくなった、という方には90mmの単焦点レンズは最適と言えるでしょう。

少し注意したいのは90mmは中望遠のため、あまりに近い距離での人物撮影は被写体が大きく映りすぎて難しいです。
例えばカフェの席で向かい合っている相手を撮るような場合は50mmの方がオススメです。それよりも離れた距離で一人の人物を撮影する時に90mmは威力を発揮します。

まとめ

初心者にオススメの単焦点レンズとその特長についてまとめてみました。
特にこれから単焦点デビューする初心者の方が悩むのって、「35mmと50mmどっちの単焦点を買おうかなあ」ってことなんじゃないかと思うんです。実際僕がそうだったので…

35mmと50mmについては色々書きましたが、結局のところ画角の違いが一番大きいので

  • (風景など)広めの範囲を撮ることが多いなら35mm
  • ポートレートなど)狭めの範囲を撮ることが多いなら50mm

くらいに考えてもいいかもしれません。


単焦点レンズは明るくて画質も良い、これからカメラを始める人が写真の楽しさを知るにはうってつけのレンズなので、ぜひこの記事も参考にし単焦点デビューしてもらえればと思います。